塔和子さんは、13歳から83歳で病没されるまで、四国の高松沖にあるハンセン病療養所、大島青松園という所に暮らしておられました。
「詩作は生きることそのもの」という塔さんの長い間に書き続けられた詩は、多くの詩集となり、読者の皆様の前に発表しておられます。
塔さんの強い願いは「一人でも多くの人に作品を読んで貰いたい」でした。
当サイトは、生前の塔さんと繰り返し話し合い、2006年秋に管理人が制作したものです。
塔さんの力強く、魅力あふれる詩の世界をご堪能頂ければ幸いです。
―追記―
「詩と詩集の紹介」ページにて、塔さんの詩集の電子書籍、従来の書籍の購入方法を紹介しておりますが、当HP内にて決済を行うものではございません。
電子書籍は、電子書籍販売会社の「でじたる書房」のサイト内での決済、従来の書籍は各出版社での決済となります。
管理人はこれにより発生する収益をいかなる形でも受けたことはございません。
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「詩と詩集の紹介」 及び、「お知らせ」を更新しました。2022(05/29)
〇お詫び
管理人の都合により、再び更新が途絶えておりましたことをお詫び申し上げます。
これからは、従来通りの更新頻度を保てるかと思います。
読者の皆様方にはご心配いただき、ありがとうございました。暖かいお言葉、感謝申し上げます。
上記の「詩と詩集の紹介」をクリックするか、左のメニューから、「詩と詩集の紹介」をクリックし、
次の画面で、青字で表示されている、各詩集のタイトルをクリックしてください。
塔 和子さんの詩を掲載しています。(各詩集ごとに一篇ずつ紹介) 無料です。
毎月26日ごろに更新(あくまで予定です。管理人の都合により、前後します)
詩を産むもの
あなたは突然
こんとんの中でほほ笑む一輪のバラ
私は
その刺にさされなければ受精することのできない女体
今まで産んだからといって
必ず産むとはきまっていない未知数
卵管をひらいて突立つ花弁
さみしいこんとんにゆれるものを
いつまでもいつまでも待っている意志の固体
どこかこの一角が裂け
その裂け目からあなたを受精し
新しい生命を産み出すこと
ああ私は
産むことによってのみ
生きる
死体
詩集「分身」より
更新履歴
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ご一読くださいますようお願い申し上げます
このHPは2006年10月より公開しております。
塔和子さんと長年親しくお付き合い頂いた管理人が、塔和子さんの書面によるご承諾のもと、許可を得て作成しております。
当HPに掲載されている作品の著作権は全て、著作権を相続された方に帰属いたします。
著作権法に定める例外を除き、無断で複製、転載なさいませんようご注意ください。
なお、「詩と詩集の紹介」ページからの電子書籍の売り上げ、(電子書籍会社が定める印税、売り上げの50%)は、全て塔和子さん名義の口座へ自動的に振り込まれます。
管理人はそのことを電子書籍会社からのメールにて知ることはできますが、当該口座の通帳、キャッシュカードは所持しておりません。
また、HPにて、アフィリエイトは行っておりません。
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