閉ざされた島の昭和史 
               <自治会五十年の歩み> 国立療養所大島青松園 入園者自治会五十年史
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目  次

 発刊のあいさつ

第一章 島のあけぼの

    はじめに

1 一台のラジオ(昭和6年)

 2 連判状

 3 虚々実々

第二章 道はるかなり

 4 自治会誕生(6年)

 5 交歓(7、8年)

第三章 戦争と平和

 6 室戸台風(9〜11年)

 7 国民精神で諸事節約(12、13年)

 8 農地回収(14、15年)

第四章 諸行無常

 9 祖国浄化の無頼県運動(16、17年)

 10 腹がへっても戦がつづく(18、19年)

 11 みどりの松がうらめしい(19、20年)


第五章 欠乏のとき

 12 欠乏とのたたかい(20〜23年)

 13 最悪の医療

第六章 胎動期

14 公民権の行使(21、22年)

15 投書事件(22〜24年)

16 新薬プロミン(23、24年)


第七章 潜やかな転生

 17 砂糖事件(24〜26年)

 18 夫帰寮の新設(26、27年)

第八章 予防法闘争

 19 予防法闘争(27、28年)

第九章 貧困からの浮上

 20 島の学校(29、30年)

 21 不自由者看護職員への切替え(33〜39年)

終 章 島の明日

 22 交流の季節(43〜55年)

 23 明日へ向けて

<それぞれの歩み>

  作業について

 水・電気・船

 自治会事業のこと

 患者作業による看護

 各種団体の変遷と現況

 宗教団体少史

 習俗と園内特殊語

 文芸活動の歴程

<入園者の証言と生活記録>

 自治会創立について・・・石本 俊市

 開所当時を顧みて・・・岸野 ゆき


 島の今昔・・・半田 市太郎

 わが半世紀の想い出・・・土屋 弥惣治

 島に来て六十年・・・芥 今代

 昔の食生活について・・・ふゆき・こういち

 す し・・・島内 真砂美

 盛り分け器由来・・・あさの・しげる

 園内農耕地の変遷・・・椋本 敏夫

 入園者と作業・・・志斧 輝昌

 五十七銭也の思い出・・・鳴門 千草

 作業あれこれ・・・上野 博


 園内環境衛生の今昔・・・里見 一風


 或る看護人の手記・・・喜田 正秋

 治療の変遷・・・井上 真佐夫

 カニューレの滴り・・・赤沢 正美


 盲人の口・・・森川 ゆきみ

 舌  読・・・賀川 操

 ひとりしずか・・・足立 孝人

 待 つ 心・・・吉田 美枝子


「人間回復の橋」

 あとがき



「閉ざされた島の昭和史」大島青松園入所者自治会発行
昭和56年12月8日 3版発行


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